最近読んだ子育て本が久々のヒットでした。楽々かあさん、大場美鈴さんの著書「伝わる!声かけ変換」です。
けっこう文字がぎっしりなので、当初は「よ、読めるかな…」という印象でした。でも「どこからでも読んでいい」と書いてあって一気に肩の荷が下りました。ふーん、パラパラと眺めはじめてみると結局は全ページ読了でした。読み終えると、子育てに関する悩みを1問1答で聞いてもらってアドバイスしてもらったような感覚になります。
スクールカウンセラーや児童精神科の先生に定期的に話を聞いてもらったり相談したりしていますが、やはり「相談枠」という時間の壁があるので毎回心ゆくまで話すことができない私なのですが…。
本だとそういった心配がないのでゆったりとした気持ちで内容を受け止めることができました。そして何よりアドバイスが的確!3人のお子さんを育てているだけあって経験則がすごいです。
「スクールカウンセラーに相談してみたけどイマイチだったのよね」という話もよく聞きますが、そういった方でもこの本なら自分の求める悩みにぴたりと当てはまる答えが1つでも見つかるのではないかと思います。
ネット検索しても、本で調べても、相談しても同じような答えしか得られなくて、「でもそれはうまくいかなかったんだよな、それ以外のアイデアが欲しい」という場合にもよさそうです。「これは初めて聞くアイディアだ!」というものがたくさん掲載されていました。
「発達障害」「グレーゾーン」というワードが本タイトルに入っていますが、発達障害あるなしに関わらず参考になる内容です。
子どもの声がけについて積極的に勉強されている方は「自分はここまでできている、ここはできていないな」という答え合わせとして使ってもいいかと。
楽々かあさん公式HPや著書からは、声掛け変換表が無料ダウンロードできて便利。
手元に置いておいて、子育てでちょっと困ったときに都度開いてみたくなる一冊です。