親子でPCR検査を受けることとなる。
場所は保健所。
公共交通機関を使って来てとのこと。
到着すると建物の周りに6人、いや6組くらい検査待ちだろう人がいる。4人に一人は小さい子供連れ。
おじいさんおばあさんは見かけず、比較的若い世代が多い印象。
「○:○○の方」と予約時間で呼ばれる。
確認のため、生年月日を聞かれる。
すぐに順番が回ってきた。
予約時間は私の方が先なのに、まずはお子さんから、とのこと。
私の膝の上に乗せて、手を押さえていてくださいと指示される。鼻をぐりぐり。時間がかなり長い。次は私が鼻をぐりぐりされる。
終了。息子、痛みで泣いていた。
小さい子は皆号泣。
結果は翌日なので、帰宅。
その間にもどんどん検査する人がやってくる。
こんなに陽性者がいるのか!と驚いてしまう。
夜からとうとう喉が痛くなって来て、飲み物を飲むのさえつらい。翌朝はさらにひどくなっていて、唾を飲み込むのさえつらいレベルに。喉を剃刀で切られたのかな…というくらい。
PCR検査から1日経ち、検査結果の連絡が入る。もちろん陽性。子どもは初日だけ発熱してあとは元気だったからもしかして、と期待したがやっぱり陽性。私が変な期待をするから、電話口の人に笑われてしまう。でもそれさえ傷つかないくらい身体は既にコロナによって痛めつけられていた…。
何日まで療養なのか?ちょうどこの頃、療養期間が短縮したこともあって情報が錯綜。
しかも自分、子どもに加えて、追うように夫も発症。誰がいつどうだった、は後で必須情報となるのでカレンダーや手帳に分かりやすく記録しておいてよかったと今になって思う。
陽性になったことを二世帯同居の親に伝えると「宿泊療養してほしい」旨を伝えられる。
宿泊療養なんて今まで思いつきもしなかったが、高齢の両親にうつすわけにはいかないと、
ここから一気に宿泊療養に向かって動き出したのだった。