愛すべきグレー ~たまにお出かけ日記~

小学生(高学年)育児ing。話題or穴場な遊び場リサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

小学校で配慮してもらっていること/配慮してもらいたいこと

小学生の保護者となってみると、想像していた配慮、してもらいたい配慮、予想外だった配慮。色々とあります。当時、具体的事例が欲しいけどなかなか見つからなかったので、書いておこうと思います。

 

◆配慮してもらっていること
①座席
本人の希望もあり、座席を前の方にしてくれているようです。視力面、板書が苦手などの点からいっても黒板・先生に近い座席の方が授業が受けやすいようです。私だったら毎回同じような座席だったら飽きてしまう気がするのですが、子ども本人は何ら気にしていないので、それよりもメリットの方が大きいようです。

②グループ編成
隣の席や同じ班の子の組み合わせも配慮されているなぁと感じます。「え、聞こえない」など、指摘してこない優しいタイプの子と組み合わせてもらっています。先生としてもその方がクラス運営しやすく配慮しているわけではないのかもしれませんが…。

③見通しを持たせる
見通しをもたせる点において、学校側はかなり寛容だなと感じます。入学式は事前に会場を見せてくれました。これはお願いすると通りやすいし、他にも何人か同じような生徒さんがいました。初めてのクラス替えの際には、教室に入れてもらって新担任とも10分程度会わせてもらったことも。毎日の時間割は全て事前に出してもらえるので、親子ともにペースが掴みやすいです。

 

④支援コーディネーターのサポート
支援教室の先生は巡回性なので週1しか来ません。その分、「支援コーディネーター」という役職の先生がひっそりサポートしてくれています。担任の先生に「こうした方がいいかも」とアドバイスしてくれたり、子どもの様子を観察・手助けしてくれたり。スクールカウンセラーも週1の来校なので、いつもいてくれる存在が本当にありがたいし、子ども自身も安心につながっているように感じます。

⑤個別の支援
提出物が終わらない。行事のことで分からないことがある。相談するとPC入力を手伝ってくれたり、分かりやすい書類を用意してくれることもありました。ダメ元で言ってみるもんだなと思ったことも多々…。

 

◆配慮が必要だと感じていること
①プリント類の行間隔
先生が作るプリントの行間隔って大抵狭い…。文字を小さく書くことが苦手な子にはしんどいのです…。自分なりに伝えてきたつもりなのですが、まだ改善されず。今後機会があったら伝えてみたいと思います。


②視覚支援

遠足や運動会といった行事前に映像や写真を見せてくれると、見通しがついて不安も減ると思うのですがなぜかやってくれないので不思議です。先生にとっては手間なのかもしれませんが、自分の子ども時代を振り返ってもパネルを作ってきてくれた先生の授業、分かりやすかったなと。

③宿題の難易度と量
「宿題をやるのが大変で」と言うと「やらなくてもいい」といい意味で先生は返してくれるのですが、子ども本人は「やりたいけどできない」なのでつらいのです。科目によってはレベル別にクラス分けしているのだから、宿題もクラスレベルによって難易度や量を変えてくれたら、子どもたちにとってもよいのではないかなと思いました。



私が気づいていない点で他にも配慮してくれていることはあるのだろうと思います。配慮してもらっている点はありがたい限りです。ただ「どんな配慮が必要ですか?」と聞かれることがあっても、どんな配慮なら通るのか?子どもによって必要な配慮は違うので、我が子にどんな配慮が必要なのか情報とデータを結び付ける作業が難を極めました。
例)板書が苦手→ノートパソコンで板書を写真撮影すればよい(事例)→みんなと違うことはいやだと子どもが嫌がる(実際)→じゃあどうしたらいい?

 

特に低学年のときは配慮を希望しても、学校としてはその子に本当に配慮が必要か見定める時期のため、受け流されることが多く、行き渋りや不登校という問題を起こさない限り動いてくれないのは不満でした…。
関係各所に書いてもらった書面を参考程度にしかされないのは悲しかったです。
1,2年生のときには不満いっぱいで爆発しそうでしたが、行き渋りが出てから学校の態度が一変したので、無理やり学校に行かせないことが事態をよくすることもあるのだなあと今感じています。

希望して通った配慮もたくさんありますが、最近は言い過ぎないようにタイミングを気を付けていて「他に学校に希望する配慮はありますか?」などと聞かれたときにできるだけ言うようにしています。