当時は体調が悪い中荷物をまとめるのが精いっぱいで。それでも最大限頑張って、試行錯誤考えてやったつもりだった。時間と余裕があれば、色々検索して不足無きように対応したかった。その反省と自戒を込めて書いておきたいと思う。
尚、前提として、身の回りのことが自分でできないと宿泊療養に行くことができない。電話での聞き取りや、特に迎えが来た時に動けないとNGとなってしまうらしい。
◆宿泊療養 持って行ってよかったもの
①保湿アイテム(スキンケア、リップクリーム、ミニ加湿器)
ホテルはとても乾燥すると聞いてはいたし、旅行でも大概そうだが、そこに1週間程度滞在しなければいけないので保湿系アイテムは必須だった。男性でもスキンケアアイテムは持っていくべきだし、普段から乾燥する人は念には念を。特にリップクリームは何度塗っても、今までにないくらい唇が乾燥して膨れ上がり大変だったので、もし持っていなかったら切れたり出血してひどいことになっていただろう。
同じ系列のホテルでも、場所によって空気清浄機や加湿器のあるなしが違った。幸い私の部屋には空気清浄機+加湿器があったが、体感的には備え付けの加湿器と持参したミニ加湿器を稼働させてさらに室内に洗濯物を干して湿度がちょうどいいくらいだった。
②速乾タオル
タオルも自分で持っていかなければいけないのだが、なんとコインランドリーは使えないため手洗いしなければいけない。通常のタオルはなかなか乾かず大変だったが、ユニクロで買った速乾タイプのバスタオルが重宝した。日常では水分の吸収がイマイチ?と思っていたが、早く乾いて欲しい時にはうってつけだった。
③飴
咳が出るので飴は多めに持っていったつもりだったが、あっという間になくなってしまった。薬が欲しいと思っても看護師さんの許可がないと貰えないし、OKが出てから手元にくるまでにもタイムラグがあるので「いますぐ喉のイガイガをなんとかしたい」というときのお助けアイテムだった。見た目は古風だが、この飴がダントツで美味しかった!
④エコバッグ
お弁当を取りに行ける時間帯しか、水やアメニティを取りに行くことができない。
エレベーターも混むので、1度にいろいろ持って帰りたいというときエコバッグがあってよかった。子連れのためお弁当も水も2人分貰う必要があったためなおさら。たまに紙パックジュースやカップ焼きそばが貰える時があり、エコバッグを持っていない人はポケットに入れたりしてなんとか手に入れていた。
ホテル療養において、この臨時の紙パックジュースやインスタント麺は宿泊者にとってお宝アイテムだった。トイレットペーパーも「次貰おう」と思っていたらなかなか入荷せずヒヤヒヤした時期も。
⑤子どもが食べられるもの
食事はお弁当ばかりなのでお子さんが食べられるものは少ないと思う、とは聞いていて自分なりに対策していったつもりだったが、予想以上に、持ってきたものを子どもが食べるペースが速く計画が狂ってしまい早々に焦った。普段食べられるものでもお弁当用の味付けで違うのか、はたまた市販のお弁当に慣れていないせいか特に序盤はお弁当に手を付けて貰えなかった。
助かったのは、ホテルのテレビで毎食のお弁当メニューが事前に分かったこと(但しホテルによってないところもある)。毎回確認して、食べられるものが1つもなさそうなら子どもの分のお弁当は貰わずコーンフレークやカロリーメイト、飲むゼリーや菓子パンを食べて貰った。
◆差し入れについて
申請すれば家族など外部から差し入れを受け取ることもできる。前日17時までに申請すれば翌日の15~17時に差し入れして貰って、夕食時に手元に届くシステムなので、早めに動く必要があった。常温品のみ。ビンカンは捨てられないのでNG。
⑥ストレス対策(香りもの、甘い物など)
滞在期間は長いのでアロマオイル、入浴剤、ちょっとしたお菓子などないと精神的にもつらい。特に香りものは、嗅覚がなくなっていないか確認するためにもあってよかったと思っている。喉鼻の不調で呼吸しづらいなか、念のため持っていったヴィックスヴェポラップがいい仕事をしてくれた。
⑦子どもの勉強道具
日に日に宿題が溜まっていってしまうので、持って行かなかったら大変なことだった。念のためと学校支給のノートパソコンも持っていったが、PCに学校から宿題が送られたりするし、なんとオンライン授業も参加できた。学校から来る電話連絡は約1日おきだったが、一番しんどい時は会話もつらかったのでメールやチャットで先生に連絡や報告ができたらいいなぁと心から思った。まるで無人島からのSOSのように、子どもの宿題提出の端に伝えたい事をメモしたりしてみた。
◆必需品
体温計は最低でも1日2回は計測報告があり、「持ってきてください」と言われているので忘れてはいけないアイテム。スマホと充電器も、体調報告がスマホを使うため万一忘れるとつらい。Wi-Fiはあるので予備のスマホやタブレットもあるといい。
◆その他
服もなるべく速乾性のもの。冬だったらインスタントスープやティーバック、インスタントコーヒーなどもあるとよい。ポットがありお湯は沸かせるが、インスタントコーヒーはアメニティのなかでも人気で、私は最後まで貰うことができなかった。子どもがコーンフレークやお菓子を食べる用に紙皿があってもよかった。
(尚、ホテルのテレビは無料でドラマやアニメなど見られたがやはりアマゾンプライムやネットフリックスの方が本数は圧倒的に豊富。軽症だった子どもはアマプラでずっとアニメを観て過ごしていた。)
あくまで宿泊療養なので完璧で快適な滞在が目的ではないが、少しでも快適で過ごせると体調の回復にもつながるのではないかと思う。
※写真は、宿泊療養したホテルで出たお弁当たち