愛すべきグレー ~たまにお出かけ日記~

小学生(高学年)育児ing。話題or穴場な遊び場リサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

「気になる子」へのアプローチ法が明確!専門家に相談する前にまず読みたい本

図書館の予約サービスが再開し、
本が借りられるようになりました。
だいぶ前に予約していた本が
ようやく手元に…。

その子、発達障害ではありません IN―Childの奇跡

その子、発達障害ではありません IN―Childの奇跡

  • 作者:韓 昌完
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

「IN-childとは何ぞや?」という感じですが 
「包括的教育を必要とする子」
「現場で【気になる子】
と表現されていた子ども」
のことらしいです。

この本においては
「発達障がいかどうか」
の見極めではなく、

・その子はどんなタイプなのか?
・その子は何が苦手でどう支援したらよいのか

が明確に、具体的に書かれています。
専門家に相談したくても大抵は数か月待ちですし、
いざ説明されても専門用語が多くて…ということも
ありますが、この本はそんな方には
価値ある一冊だと感じています。

 

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我が子が発達障がいではなくとも、
診断にこだわっていなくとも、
子どもにとっての「苦手」「弱点」
に対してどうアプロ―チしたらよいかの
ヒントも見つかる可能性は高いのでは
ないかと思います。

 

チェック項目は多めではありますが、
客観的に子どもを見つめる良い機会でも
ありました。

数字で出るので、
論理的なタイプの人間に説明するときにも
役に立ちそう…と思いました。

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(こういった項目が数ページあります)

子どもの友達やクラスメイトが
いわゆる「気になる子」
のようだけど、どう接したらいいか…
というときにも役に立つはず。

「IN-childプロジェクト」に関する
公式サイトもあるようなので、
興味を持った方はどうぞ。

www.in-child.com


最近身を持って実感しているのは、
主任などの肩書を持ったベテラン先生だからと
いって、「気になる子」に対しての理解が
必ずしも厚いわけではないということ。

若い先生の方がよっぽど
インクルーシブ教育について理解があったり、
それを「当たり前」と考えてくれていて、
熱意を持った対応をしてくれることもある
ということ。


著者いわく
「料理のレシピ本のように
必要なところ、興味のあるところから
読むことができるように」と
作られた本らしく。

気になるところだけ読むことも
しやすい本なので、
手元に置いておいて
定期的に開いて確認したくなる
本だと感じています。