愛すべきグレー ~たまにお出かけ日記~

小学生(高学年)育児ing。話題or穴場な遊び場リサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

「目標が高い子」に有効な3つの施策

息子は「学校の勉強が難しくなってきている!」と焦りを感じているようですが、私からすると疑問を感じるのです。なぜなら学校のテストはいい点を取ってきているから。(正直、カンニングしているのでは?と疑ったことすらあります、酷いけど…。でもルール厳守!な性格な子なのでやっぱりそんなことはやっていないのです)

主治医などに相談すると皆一様に口を揃えて言うのは「目標が高い」ということ。たしかに息子は、得意な事はさらに頑張ろうとするし、本人が「やる」と決めたら猪突猛進タイプ。(その分、無理にやらせようとしてもテコでも動かないんですけどね)

そんな息子に必要なのは「気持ちに折り合いをつけることだ」と主治医は教えてくれました。



①「まぁいいや」と言わせる
これが気軽に言えない子というのはいるものです。ゲームで負けて「まぁいいや」と言うのも我が家では立派な訓練です。そして「まぁいいや」と言えたときにすかさず褒めるのもとても大事なんだそう。簡単なようで大変ですが、少しずつ言えるようになってきます。

②0か100かで考えない
「やる」「やらない」だけなく、「1問だけやってみる」「半分やってみる」「途中でやめてもいい」というグレーを許すことが大事とも言います。白黒思考でなく。(だから愛すべきグレー、だったりします)

③スケーリングする
主治医も、スクールカウンセリングの先生もみな一様に言います、「数値化することが大事」だと。「最悪の時を1,最高の時を10にしたとすれば、今はどれくらいの気持ち?」「10点満点中、何点?」と聞くと良いと言われました。(調べてみたら「スケーリングクエスチョン」と言うんだそうです)

実際にやってみると「まぁまぁ」「だいたい」よりもはっきりと数値化されるので、状況が分かりやすく伝わります。「今、1点」と言われたら「どうしたら増えるかな?」と一緒に考えられる点が良いとも感じました。点数が高い時には「どうして今日は点数が高いの?」と聞くのもよいそうです。おかげで私はすっかり質問魔なのですが、そこから引き出せることはすごく多いです。



「勉強できない」「勉強が難しい」「学校に行きたくない」という子のなかには、全くできないわけではなく、自身の目標が高すぎてそういった気持ちになってしまう子がいるというのは、ハッとさせられる事実だなと思います。分かっていても私は何度もそれを忘れて、また悩みの海に自ら飛び込んでしまうことが多々です。息子の目標の高さは目には見えないし、本人は自分の目標が高すぎるとは思っていないからなのかもしれません。(息子から「できない」と何度も言われると「できないのかな?」とつい思ってしまいます)


自己評価水準が高い子は今後どうなるのか?高い目標を下方修正することはできるのか?私自身まだまだ試行錯誤の日々ですが、まずはこれらをコツコツと続けてみる予定です。