愛すべきグレー ~お出かけ日記~

小2育児ing。話題のスポット・穴場な遊び場のリサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

「軽度発達障害」に関するおすすめ書籍

発達障がい関連の本は、
気になるものはどんどん読むようには
していますが数ある関連本のなかでも
「こ、これは!」と最近、
唸った本について。です。

 

「軽度発達障害のある子のライフサイクルに
合わせた理解と対応」
著:北海道大学大学院教授 田中康雄
出版:学研

 

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まず、「軽度発達障害」の括りの本が
なかなかお見かけしたことがないので、
珍しいなと思いました。

何よりも、細やかに配慮された文章構成から、
各方面のどの人が読んだとしても嫌な気持ちに
ならないよう考えられながら書かれたのだろうと
推測できます。

目次からして一目瞭然。

 

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我が子が発達障がいに関係あるなしに関わらず、
目次を見ただけで「読みたい!」と思ったり
内容に興味を持った保護者は
多いのではないでしょうか。

出生前後編
就学前編
小学校編
中学校編

とあるのですが、小学校編が
一番ページ数を割かれていたので
メインなのかなと思います。
※また、「多動傾向の子」に関する
内容が比較的多いです。

 
内容については、Q:教師 A:著者
というものも多いので、
「先生の立場からはどう感じるのか?」
「先生たちは具体的に
どう支援・配慮してくれるのか?」
「学校でこんな話し合いがなされて
いるんだなぁ」
など「先生側」を理解できる
良書でもあると感じました。


表や図式も
とても分かりやすく
我が子が今、どの位置にいるのか
判断するいい材料になりそうです。
1年前と比べるとどれだけ
成長しているのか、
という視点で長期的に観測するのも
いいかと。

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Qに対するアンサーもとても細やかで
ここまで細やかに書いてくれている本に
巡り合ったことはありません。

例えば
「新入学の小学校1年生男児(多動傾向)に
どう対応すべきか」という問いに対して
とても詳しく書いてくれています。
すごく長いので箇条書きにしますが、

・まず子どもの特性をじっくり見る
・保護者に了承をとり、幼稚園担任と話し合う
(関わりに関する成功談を聞く)
・教室での彼の様子を観察し、気分を推測する
・保護者と連絡を取り合う
・向き合うより並行にならんで作業する
・落ち着いた口調で穏やかに話しかける
・時間割をできるだけわかりやすくする
・1日の予定を視覚化する
・休み時間も可能な限り一緒に過ごす
(仲が良さそうな2人に上下関係があるなど
見えてくるものがある)
・みんなの前で恥をかかせない、褒める

この対応の仕方、一保護者としても
かなり学べると思います!

私個人としては、本書内の
「登校渋りへの対応策」が一番
参考になりました。
実際、我が子も登校渋り気味のことも
多く、
「無理やりでも学校に行かせた方がいいのか?」
「無理せず休ませた方がいいのか?」
と自分の軸がぐらつくことが多々あるからです。

本の中ではどう書かれているかというと、

次に登校渋りへの対応策ですが、
従来からある「登校刺激を控えて見守る」
というかかわりは、
軽度発達障害のある子どもたち、
特に自閉症世界のある子どもたちには
禁忌に近い対応と考えています。
ゴールを設定しない「見守り」は、
本人にとっても不安材料になり、
見通しがもてない助言となります。

私は、こうした世界のある子どもたちに
期限付きの休暇を相談します。
何月何日から何月何日まで休もう、
ということです。これは、延長も可、
時に短縮も可としますが、
常に話し合って決めていくことを
約束します。

 


とのこと。
この箇所はかなり参考になりました。
他にも具体的アドバイスが多々あり、
子育てで困っているパパママには
かなり役立つ本だと思います。

 

=追伸=
2020年になってから、
1日も体調が良い日がないため
なかなかお出かけが出来ず…。