愛すべきグレー ~たまにお出かけ日記~

小学生(高学年)育児ing。話題or穴場な遊び場リサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

「就学支援シート」について

◆「就学支援シート」とは?

就学支援シート」は、
お子さんの保育や学校生活に関わる
たくさんの現場の先生方が、
お子さんや保護者の立場に立って作ったものです。

 (抜粋) 就学支援シート|八王子市公式ホームページ


具体的な名称は各自治体によって異なり、
「就学支援シート」とは呼ばれていないことも
あります。

尚、「就学支援シート」を書いても書かなくても
園から学校へ子どもの報告書のようなもの(園の先生が
書いたもの)が全員分渡されるそうです。
学校から園に電話がかかってくることもあり、
園として気になる子について伝えることもあるのだとか。

 

◆「就学支援シート」書き方で注意した点
「就学支援シート」を書くにあたっては、文章作成が
かなり得意な私でもけっこう時間がかかりました。
そのまま書いてしまうと、
「〇〇が苦手です」の繰り返しになってしまうから。
見本にも「苦手だからどうしたらいいか」まで
書いたほうがいいと記してありました。
ただ、

・子どもの特性を日常生活から見抜く
・子どもの「苦手」に対して対応策を見つける
・それを文章に落とし込む

というのもまた難しかったです。
とはいえ、保護者が書いたものに対して
園や療育先の方がフォローしてくださるので
「完璧に書こう!」と思わなくても大丈夫そうです。


◆「就学支援シート」書くタイミング、出すタイミング
あくまで個人的な意見ですが「早めに書いておいて損なし」
だと思います。卒園間近は謝恩会の準備などに追われて
それどころではなかったので…。
療育先にコメントを書いてもらう場合、「書いてください」
と言うのは自分だけではなく、療育先の先生、スタッフから
すると何十枚も書かなければいけないので余裕を持って
お願いするとよいと感じました。

小学校に提出するタイミングとしては、
「早すぎるのも遅すぎるのもよくない」ようです。
早すぎるとまだ在校生が卒業しておらず、学校としても
まだ新1年生を迎える心積もりができていません。
小学校の卒業式が終わってからがよいようです。

お子さんのタイプによっては、入学式の下見を
希望すれば対応してくれる学校もあるようです。
(※ただし学校の体質による。
快諾してくれるところもあれば拒否されるとこもあり。)


◆就学支援シート、担任は見ている?
「せっかく提出したのに担任は全く状況を把握してくれて
いなかった」などは、よく聞く話です。
ウワサによると、校長先生が就学支援シートを
預かったあとは金庫に大事に保管されてしまうんだとか。
実際に何かあってから担任が「慌てて支援シートを見ました」
と言われた保護者もいるそうです。

スクールカウンセラーと担任と副校長と保護者で
就学支援シートを読み合わせる、という話を聞いたことがあり
それが私の理想でしたが、実際は先生たち忙しそうで
頼むことはできませんでした。
でもそこまでしなくても後々考えると「十分だったな」
という印象なので、
「形」にこだわりすぎなくてよかったとも思っています。

また、担任の先生がしっかり読んでくれていたとしても、
配慮に直結するかというとそうでもありませんでした。
配慮してもらいたいことは、入学後に改めて問題行動が
起きてから担任の先生にお願いする必要がありました。


◆「就学支援シート」のメリットとは

入学前に校長先生、副校長先生、養護の先生など
学校の主要人物とお会いすることができ親子共々、
入学に対する不安がかなり解消されます。
(担任の先生とは会うことはできない)

「支援シート」という1クッションを入れることで、
何かあったときにも校長先生に相談しやすいですし、
こちらの顔を覚えてもらっているだけでも
だいぶ違います。
学校側の対応が悪かったとしても、それを事前に把握して
おけるのもよいと思います。

「就学支援シート」=担任が読むもの、
というより
・小学校へのご挨拶を兼ねて…
・校長、副校長が読んで「うちの学校にこういう子が

いるんだ」となんとなーく理解しておいてもらうもの
くらいに思っておいた方がいいのかもしれません。

【後日談】
小学校に入学してから
支援コーディネーターさんが
就学支援シートを読んでくれていたことが
分かりました。
頑張って書いておいてよかった... 。

そして小学校になってからは
「個別支援計画書」を作成しました。
小学校になってからは困り感もまた違ってくるので、
就学支援シートを作ったら安心というわけでは
ありませんが💦
作成にあたって子どもの困り感をまとめられ、
それぞれの先生方の見解を知ることができたので
私にとっては大事な書類となったのでした。