私自身は幼少期からお祭りがあまり好きではありませんでした。
知らない人がいっぱいのところにどうして行かなくてはいけないの?
と思っていたし、「お菓子がもらえるよ」などと言われても
「自分が食べたいものとは限らないしなぁ」と思っていました。
それでも、母となると子どものため「お祭りの体験」というものもさせてあげなくては
と足を運ぶわけですが、療育っ子だからこそお祭りを上手に過ごすテクというものが
必要だと思います。
〇療育っ子 お祭りに必要な持ちもの
・帽子
突然暑くなる、雨が降る。お祭りが日陰がないことが多いので持っておくといいですね
・タオル、ウェットティッシュ
こぼす、汗をかくなど不測の事態も多いお祭り。手を拭くのにもウェットティッシュ、
あると便利です
・エコバック
景品やチラシなど持ち物が増えるので、エコバックをバックに忍ばせておくと安心です
・イヤーマフ、サングラスなど
大きい音が苦手、視界から入る情報が多すぎてつらいなどの子も多いはず。
我が家もイヤーマフや耳栓、検討中です。
〇療育っ子と上手にお祭りを楽しむテクニック
1)100%楽しもうとしない
全部のイベントや、でみせを制覇しようとすると、親子で疲れてしまいます。
ポイントを絞って親がコントロールしてあげるとよいかと思います。
2)早めに行って早めに帰る
時間と共に段々混んでくるので、激混みにならないうちに楽しんでサッと帰る
くらいの心持ちで挑みましょう。結局「あれもやりたい、これもやりたい」と
予定時間よりも長くなることもあると思うので。
3)子どもの意見を尊重する、お祭りを無理強いさせない
お子さんが「怖い」「帰りたい」と言うときには無理強いさせずにさっさと帰りましょう。息子も3歳くらいまではお祭りに参加できませんでした。4歳くらいになってやっと楽しむことができるようになってきました。成長と共に楽しむことができることもあるので、どうか焦らず・・・。
4)お友達と一緒に楽しまなくたっていい
お友達と待ち合わせて参加することで、普段食べられないものが食べられたり、
普段やらないようなことができたりするメリットもあります。
ただマイペースに回ることができないので、「僕はこっち行きたい!」「これはやだ!」と協調性のない行動となってしまうことも。
事前に「途中で別行動になるかも」とお友達に言っておけば、もしものときもスムーズです。我が家は誰かに誘われれば一緒に行きますが、基本誰かと行くことはないです。
5)「これ終わったら帰ろうね」「〇番目だよ」など常に見通しを立ててあげる
息子も長い列に並ぶのはちょっと苦手。もう4歳で死ぬほど重いし、周りからも
「え、まだ抱っこ?」という視線が痛いですが、彼を安心させてあげるために抱っこしてあげます。「次は〇〇をやるよ」「〇〇と〇〇をやったら帰ろうか?」と相談&見通しを立ててあげると、「まだやりたかったー!」などパニックを起こすことは減りました。※ADHD気質の子だとそれでも難しい場合もあるかとは思います。
〇全人類が「お祭りは楽しい」わけじゃない
正直、最近は子どもよりも私の方がお祭り苦手感が強い気がします。そんな人もいるということをぜひ知ってほしい。「お祭りは楽しい」「お祭り?行くに決まっているでしょ?」「どうして行かないの?」という価値観を周囲にも押し付けないでほしいと密かに思っています。お祭り以外にもハロウィンパーティーなど色々あると思いますが、療育っ子を連れての参加は通常参加以上にストレスが溜まります。
さりげなく欠席している場合には、「なんで?」「どうして?」と根掘り葉掘り聞かないでほしいなぁと思います。