①「がっこうだってどきどきしてる」
文 アダム・レックス
絵 クリスチャン・ロビンソン
訳 なかがわちひろ
2018年の課題図書だったからなのか?
図書館でもやたら人気の絵本。
前代未聞?!なんと学校が主人公の絵本です。
とはいえアメリカの学校なので、
用務員さんが放課後に来る、とか
日本とは少し違う(おそらく)システムもあるけれど。
「学校に行きたくないー」と言う子がいて、
がっこうが傷つく場面なんかもあります。
また学校は親にとって
「自分が通う場所」から「通わせる場所」に
変わります。親自身、
通っていたときの学校へのイメージ
(特に学校嫌い、先生嫌いなどの負の気持ち)を
一度リセットしておくタイミングなのかも、
とも思いました。
②教室はまちがうところだ
作 蒔田晋治
絵 長谷川知子
タイトルからグッとハートを鷲掴みされるような
絵本ですよね。完璧主義、間違うのが嫌いなタイプのお子さん
にはぜひ読んであげたい!
特に第一子だと一生懸命な子育てが、子どもにとっては
「間違えてはいけないんだ」という思考に繋がりやすいと最近
気付き;わざと「間違えてもいいんだよ」と話したり、
間違えた私とアピールしたりしています。
学校でもぜひ入学当初に全員に読んであげてほしいくらい!
今の小学校はどうか分からないけれど、私の時代は
すごく手を挙げづらい雰囲気だったので…。
(入学当初は「はい!はい!」とみんなが手を挙げていたから
意味分からず挙げていたけれど)
③「がっこうでトイレにいけるかな?」
村上八千世 文
せべまさゆき 絵
どうかな~?と試しに借りてみましたが、
息子的には3冊のなかで一番ハマったご様子。
小学校にまだ和式トイレがあるなら特におすすめです。
親としても当たり前のルール過ぎて、敢えて「教えよう」という
概念から抜けているような点も細かく書かれているので、
親子で読んで共通理解を得ておくといいかと。
世界のトイレ事情なんかも描かれていて
「へ~」やら「え~?!」やらリアクションの取りやすい絵本でも
あります。原寸大の和式トイレポスターが付属されていて、
息子も自分で和式トイレに跨ぐ練習をしていました。
また、「授業中にトイレに行きたくなったら?」
など先生への声がけのしかたもあるので
子どもとしても「こう言えばいいのか!」と
勉強になるはずです。
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「就学前」というテーマに絞って絵本を探す…。
そんなにないだろうなぁと思っていましたが、
探してみると意外とあるものなので、
近所の本屋さんや図書館でも探してみると
面白いかもしれません。