愛すべきグレー ~たまにお出かけ日記~

小学生(高学年)育児ing。話題or穴場な遊び場リサーチ好きの一方で、実のところはインドア派。

発達障がいの本 おすすめ(2)

 

 

(1)「自閉症スペクトラムがよくわかる本」
 監修・本田秀夫
講談社

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イラストと文のバランスがよく読みやすい。
文字も大きめ。両親や義両親への
説明向けにもよさそう!
個人的には前半は読みやすかった。
後半、何を言いたいのか
よくわからないところもあった。

 

特にココ↓がわかり易かった!
こんな一覧にしてくれるもの、
他では見た事なかったので。
 

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 (2)「子どもの気持ちを知る絵本③

発達凸凹なボクの世界 ー感覚過敏を探検するー」

著:プルスアルハ  (ゆまに書房

 

 

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例えばお子さんが感覚過敏で
小学生くらいになり本人に読ませてあげて
理解するのにいいのではないかと思える一冊。
「分厚い本が苦手!」という大人にも読みやすい。
感覚統合に関する本は多くても、
感覚過敏についてはそこまで多くない印象にあるので
貴重な本だと感じました。


この本をきっかけに

pulusualuha.or.jp

さんという団体を知りました。
twitterフォローしておくと
いろいろ情報が得られるのでおすすめ。

 

絵本のあとにはこんな分かりやすい説明あり。

 

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(3)「あたし研究 
自閉症スペクトラム~小道モコの場合~」

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医師から診断を受けたときに
この本の一部をコピーして資料として
頂きました。「ということはいい本なんだろう」
と思って読んでみました。
絵がメインなのでパッと見て理解できます。
当事者が絵と文を描いている本、
最近はマンガとか増えてきましたが
先駆け的一冊かもしれません。

 

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 (4)「おうちでできる発達障害のある子の子育て」

著:丹野節子  つげ書房新社

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発達障がいと診断されても
「じゃあ明日から療育通ってね」
とはなかなか行かないので
どのご家庭でもやきもちしてしまうと思います。
そんな時すぐ家庭で実践できるので良い!
特に目からウロコだったのが以下のページ。

 

 

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我が子もリトミックですぐふざけたり逃げ回ったりして、
私はいつもイライラしていました。
でもそれは自己肯定感を低くさせているんだ!
私の目標が高すぎるんだ!
と気づいてからは、先生にお願いして
教材をちょっと簡単なものにさせてもらい、
できたら褒める!という点を意識しました。

 

また、うちの子は「ご褒美」と言うと
とにかく喜んでやるタイプだということを
発見してからは「ご褒美」作戦で
1年以上続いていたトイトレも今、
まさに終わりを迎えそうな段階にきています。
「ご褒美をあげ過ぎたら、ご褒美ないと
何もできないんじゃないの?」と思うかも
しれません。私もこれまでそう思っていました。
でも、これらの本を読むとそうでないことが
分かるので知識って大事だなと思い知らされます。

 

 

(5)「イラスト版 
発達障害児の楽しくできる感覚統合

感覚とからだの発達をうながす
生活の工夫とあそび」

著:太田篤志

 

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 「子どもとどう過ごせばいいのかわからない!」
「子どもにどう接してあげることがいいのか?」
と悩んだらこの本は参考になります。
こういうことやったらいいんだ!
と親として学ぶことができるので、
雨の日でもおうち遊びのバリエーションが増えます。

 

全部やるとさすがに大変なので、
できるもの・やりたいものだけ
ピックアップしてやって全然いいと個人的には思います。
療育を通いはじめたら、療育先では
子どもに適したあそびを与えて
もらえるので、家ではその復習を
やってもいいと思いますし。

 

 

 

(6)「発達障がいの子育てに悩む 
タイプ別ママの教科書」

著:山本登喜子  (主婦の友社

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「療育先でこういう風に見られるってことだな」
と知ることができました。
発達障害とは何ぞや?」
その辺の基礎知識が理解できたら、
次はこんな本を読んでみても面白いです。
「自分はどのタイプ?」と冷静に、
客観的になることもできますし。

 

診断を宣告されると、焦り・不安
しかないと思いますが
焦ったところで療育だって長くかかるし、
まだまだ先もあるんだから
ボチボチ行こう!と思えました、個人的には。

 

 

 

(7)「自閉症スペクトラム
 親子いっしょの子どもの療育相談室」

著:白石雅一  (東京書籍)

 

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(6)は女性セラピストが著書でしたが
こちらは男性版。
参考になったのは、


・療育施設のおもちゃ一つとっても厳選されたものである
・セラピストはおもちゃの遊び方を多様に知っておかねばならない
・「自閉症」といってもいろんなタイプの子どもがいる
(お尻の穴に指を突っ込んで、
終いには自慰をはじめてしまうというお子さんも
いて驚きました…)
・セラピストはまさに身体を張って療育してくれる

・療育に親子一緒に通うことの意味

 

などでした。

 

 

(8)「うちの子って、発達障害?!
ただいま子育て迷走中」

著:トマコ

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これはホントにベストマンガ!
母の気持ちや夫婦関係など
深く広く描かれていてスゴイ。
それでいて「通級学級」などの説明も
サラッとしてくれている…!
買わなくて申し訳ない、と思うほどの充実度でした。

 

しかし!続編はもっと深かった!!!!!
涙なしには読めなかったです。
1の前半くらいにいる我が家としては、
これからの未来を少し
憂いでしまいました。

 

でも、ちょうどこの本を読んだときに
「息子にとっての幸せって何だろう?」
ってとても悩んでいました。
いい大学に行って就職して結婚するしか
思いつかない固定観念にガチガチに
縛り付けられてた私はこのマンガで
「大事なのは居場所があることだ」と学びました。
私にも息子にも、居場所や仲間が
これからできますように…。

 

 

 

そして最後に。

(番外編)
「子どもが野菜嫌いで何が悪い!

間違いだらけの食育ブーム」 

著:幕内秀夫

 

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発達障がいのお子さんのなかには偏食っ子も多い…。
我が家も野菜全般食べてくれないので、
ついこの本を手にとってしまいました。
読んでみるとかなり納得!
野菜嫌いで悩まれているお母様は
ぜひ読んでみると考え方が変わると思います。
ではでは、また良書があったらご紹介します。